架構・架台製作のご案内
製作する大きさや内容によっても、製作方法は異なります。ご紹介する製品は、一般的に重量鉄骨ラーメン構造で製作されております。今回は、現場作業を大幅に軽減する事に重点を置き、使用するボルト数も削減する製作方法を行ってます。
手順として、細かなパーツを先に製作して、各部品を作り上げます。通常柱を組む場合は、先に腕(梁部分)を出だして仮組本溶接と各部品を作り上げます。今回は、先に梁を溶接する部分だけを仮組をして、本溶接を行います。その後、冶具に乗せて柱を繋ぎ合わせて行きます。上から下まで仮組を行った後に寸法検査を行い溶接作業と移ります。溶接で歪んだ曲がり修正して、一つのパーツとして完成です。
柱の部分が完成したら、再び冶具に乗せ長方形に仮止め溶接を行います。その後、二つの長方形をつなぎ合わせる為に梁部分の仮止め作業を行い四角く組みます。この時に対角を計測しながら、直角に角度を出して行くのですが、最善の注意が必要です。
職人達の様子を伺いながら、士気を高め一気に組上げるのですが、親方は計測漏れが無い様に慎重に執り行う為、話し掛けは出来ません。
溶接作業が完了するとスパッターの除去作業と塗装工程に移ります。工程は、錆止め塗装を行い次に中塗りと続き、仕上げとなり3工程の塗装となります。
製作台数や工程の状況にもよりますが、塗装作業が工場で行える場合とストックヤードで行う場合と分かれます。各工場で施工する場合は、会社全体の仕事スケジュール調整も必要です。塗装が完了すると出荷します。